2018年2月5日月曜日

少年兵訓練に食料配布、処刑…:シリアのイスラム国の再活動


イスラム国が2017年10月に最大拠点としていたラッカを失ってから3ヶ月あまり。

シリア国内でのイスラム国との戦いはいまだ継続中ですが、一方でイスラム国は戦闘以外にも様々な活動を再開させているようです。

先週、ダマスカス地域にある少年兵の訓練キャンプの様子が公開されました。

おなじみの一本指ポーズ。手前にうつるのは、いつものように美少年。


馬跳び?


体は少しかたいようです…。


もちろん銃の訓練も。


成績優秀者は表彰されます。



少年兵の訓練というのは、イスラム国の次世代を担う人材が今も着実に育成されていることを示すのに好都合であるため、イスラム国が好んで公開するモチーフのひとつでしたが、軍事的窮地が続いていたこともあり、久々に見た感があります。 

また昨日は、イドリブで小麦を配布する映像が公開されました。

小麦があります。


 なにやら、帳面を確認するおじさんたち。


小麦を袋詰めします。


トラックに載せます。


 神のおかげで必要とする人々に小麦を配ることができます、と説明する人。


食料配布というのは、イスラム国が支配地域で実践してきたイスラム法規定の適用のひとつで、イスラム国は自らが確かに「神の法」による統治を行う主体であるとアピールするために好んで公開してきました。

これもまた、軍事的苦境が続いているうちはほとんど見られなかった様子です。 

イドリブでは、宣教活動も行われているようです。


軍事面でも、ドローンに小型爆弾を積んでシリア政府軍の拠点に落っことしたり…




車椅子にのった戦闘員が自爆攻撃をしたり…


政府軍のスパイとされる人を処刑したり…


一見すると、最盛期と変わらないくらい多様な活動を展開させているかのようです。

もちろん、イスラム国は主たる支配地域を失い、たくさんの戦闘員も失いました。

有志連合によるデリゾールへの空爆も継続中ですし、シリア政府軍はハマーの拠点に対して総攻撃を開始しました。

しかしまだイスラム国勢力はシリア国内に確かに存在しており、「瀕死の状態」でもないのです。

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