2018年1月18日木曜日

「LGBTは精神疾患」論争

インドネシア空軍は先日、Twitterの公式アカウントにおいて「LGBTはインドネシア空軍に入隊できるのか?」という質問に対し、「LGBTは精神疾患だから入隊できない」と回答しました。

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「おお、それはできません。選定の際にはメンタル・ヘルスのテストがあり、LGBTは精神疾患です。精神的に正常な多くの兵士候補者がいるというのに、なぜ私たちは精神病者を受け入れなければならないというのでしょう?」

これに対し、一部の人が「LGBTは精神疾患ではない」というアメリカ精神医学会の見解を示して反論したものの、インドネシア空軍側は「LGBTは精神疾患」とするインドネシアの精神医学者の見解をシェアして食い下がります。


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「こんなのたった一人の意見じゃないか!」などと再度反論されたインドネシア空軍が、止めとして持ち出してきたのが聖典コーランです。


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「神に仕える軍兵士としても、またイスラム教徒としても、コーランは十分に科学的な証拠です。聖書以上に信頼のおける科学など存在するでしょうか?聖書では、LGBTは単に禁じられているだけでなく、呪われているのです。」

LGBTは精神病だと信じているイスラム教徒は少なくありません。

そうした人々は、このインドネシア空軍公式アカウントで展開された論争(?)にみられるよう、公式の場でそれを表明することもまったく厭いません。

イスラム教徒にとってコーランは神の言葉そのものにして絶対的存在です。それはいかなる科学的根拠をも凌駕する存在です。

アメリカ精神医学会がどんなに優秀な学者たちの集う権威であろうとも、神の前では無力であり無意味なのです。

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